日本取引所グループ(東証)より、【決算短信】と【四半期決算短信】の作成要領が公表されました。
http://www.jpx.co.jp/equities/listed-co/format/summary/index.html[外部]
2017年3月末以後に終了する会計期間から、経営方針などの定性情報が任意開示になります。
「【ROE】の分母は純資産だっけ?株主資本だっけ?自己資本だっけ?」とか「配当性向は1株あたりベースで割るんだっけ?総額で割るんだっけ?」といったなどの細かい記載要領が確認ができます。上場会社は決算前にお気に入りに登録しておきましょう。
包括利益とは
一定期間の純資産の変動のうち、株主などの持分所有者との直接取引(増資や配当など)以外の要因によるもの。「当期純利益」と「その他の包括利益」から構成される。
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その他有価証券評価差額金とは
その他有価証券の市場価格変動を未実現の損益としてB/Sに表示したもの。
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法人税等調整額とは
【税効果会計】において【繰延税金資産】や【繰延税金負債】の増減の相手勘定となるP/L勘定。費用科目である法人税等の内訳項目。略して法調。
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オフバラとは
貸借対照表(バランスシート)から残高を外すこと。つまり資産負債として計上されていた残高をゼロにする、または最初から資産負債として上げないこと。元々はオフバランスといい、これを略してオフバラとなった。
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オンバラとは
貸借対照表(バランスシート)に計上すること。元々はオンバランスといい、これを略してオンバラとなった。つまり資産負債として計上すること。
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TOBとは
株式の買収において、株式市場とは別枠で売り手を公募し、均一の条件で買い集める手法。Take Over Bidの略。株式公開買付、テンダーオファーともいう。
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入り繰りとは
本来加算されるべき項目(勘定科目など)に加算されず、別の項目に加算されてしまった結果、あるべき残高と相違すること。
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上場会社の経理では、中小企業ではあまりお目にかからない記帳テクニックが登場することがあります。一例として、期末の未払法人税等(納税充当金)の額と翌期の実際納付額が一致していない!ということが、多くの会社で見られます。
これは単に間違えているのではなく、わざと納税額より過大な未払法人税等を計上しているのです。この過大計上額をタックスクッション(税務クッション)と呼びます。
なぜわざわざこんなことをするのでしょうか。今回はその理由を解説しましょう。そして、タックスクッションを理解すると、会計の本質が少しだけ見えてきます。
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