【DCF法】（ディーシーエフ法）

DCF法

資産価値評価方法の１つで、将来の獲得キャッシュフローの【割引現在価値】を資産の価値とする方法。インカムアプローチの代表的手法。ディスカウントキャッシュフロー法の略。

ファイナンス理論上もっとも合理的な評価手法とされ、株式や不動産など様々な評価に用いられる。その反面、まだ見ぬ将来の見積キャッシュフローを何らかの率で割引くという、いささか強引な手法であり、事業計画や【割引率】の変動によって大幅に計算結果が変化してしまうのも特徴。

結局のところ、「理論上は正しいけれど実務的には恣意性が入りすぎて信用しきれない」という欠点があり、特に株式評価では【マルチプル法】などとの併用で計算結果の信頼性を高めていくことになる。

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㈱経理救援隊　代表取締役古旗淳一（公認会計士・税理士）

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