実査とは
資産が実際に存在するか、直接現場に赴いて、現物を見たり数えたりすること。
たとえば現金実査であれば、実際に金庫やレジを開けて中の現金の金額を数える作業であり、固定資産実査であれば、固定資産が設置されている店舗や工場へ行って存在を確かめる。現金は記帳漏れや盗難により帳簿と一致しないことも少なくないし、固定資産は現場が勝手に捨ててしまったり、実際に見るととても使えないほど壊れていることもある。このようなことがあるので、帳簿を実態に合わせるために定期的に実査する必要がある。
経理が帳簿残高の妥当性を確認するために行うこともあれば、監査法人や内部監査室の実査に同行することもある。いずれにせよ、本社に閉じこもりがちな経理にとっては現場を見るいい機会なので、楽しんで臨むといいだろう。
コメント