【欠損填補】(けっそんてんぽ)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

欠損填補とは

利益剰余金がマイナスの際に、資本金や資本剰余金、その他資本剰余金の金額を取崩して、利益剰余金に充当し、そのマイナス額を減らすこと。欠損補てんともいう。

欠損填補のメリット

利益剰余金がマイナスの会社は、今後そのマイナス分を上回る利益を計上しなくては利益配当することができない。当然、配当を期待する株主は離れ、株価はますます下がってしまう。そこで、利益剰余金のマイナスを減らすことで、将来の配当時期を早めることができ、投資家の期待をつなぎとめることができる。

資本と利益の区分の原則との関係

商売の元手である資本金や資本剰余金と、商売の成果である利益剰余金を混同することは、【企業会計原則】で定める「資本と利益の区分の原則」で本来認められていない。しかし、利益剰余金がマイナスの場合は、投資者が投資の失敗を認め、一度投資を精算してやりなおすという意味があるため、可能とされている。一方、利益剰余金がプラスの状態で、資本金を取崩して利益剰余金を積み増すようなことはできない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

こちらは経理パーソンのためのブログです。

当サイト「ここが噂の経理道場」では、経理パーソンの仕事にとって有用な情報を、ブログ形式でわかりやすくご紹介しております。

経理パーソンが抑えておきたい最新ニュースから、迷いやすい勘定科目の解説、経理業務の高速化・精緻化のコツ、上場会社向け高度会計の解説、連結決算・キャッシュフロー計算書の作成まで、当社が蓄積したノウハウを出し惜しみなく無料で公開し、経理パーソンの皆様に役立てていただきたいと考えております。

ぜひ以下のボタンよりトップページに移動し、まずはご興味のある記事を探してみてください。

これからも「ここが噂の経理道場」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

㈱経理救援隊 代表取締役 古旗 淳一(公認会計士・税理士)

トップページへ移動する

SNSでもご購読できます。

スポンサードリンク

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください