ポカヨケとは
作業プロセスの1つひとつの中で、何かミスがあった際に、非常に目立つように警告を発したり、次の工程に進めないように工夫された仕組みのこと。元々は製造業の言葉で、「バカヨケ」ともいう。
たとえば、多くの会計システムでは仕訳の貸借が一致しないと伝票が切れない仕組みになっている。これがポカヨケである。
ポカヨケの有効性
一連の経理作業プロセスにおいては、どこかの工程でミスが発生すると全体が間違っているという状態が起こる。このような場合、どの作業工程でミスが生じたかを探し出し、その作業まで戻ってやりなおさなければならない(手戻り)。これは非常に時間のロスである。
ミス自体はゼロにはできないため、このようなロスを削減するためには、早期にミスを発見する必要がある。そのためには、作業プロセスのところどころでチェック工程を組み込むことが有効だが、チェック工程は作業自体を前に進めるものではないため、なるべく少ない回数にしたい。
ポカヨケを設置しておくことによって、チェックに時間を取らずにミスを防止・早期発見することができ、よりスムーズな作業プロセスが可能になる。
Excelのポカヨケ
経理で使用するExcelシートには、どんどんポカヨケを設置することが望ましい。詳細は以下の記事を参照のこと。
▶経理高速化とミス防止を同時達成するExcelの【ポカヨケ】設置法