このサイトでは、経理業務を高速化したい、経理業務をもっと早くスムーズに進めたいと考えるすべての方に向けて、当社が業務改善コンサルティングでご案内しているExcel活用の基本ノウハウのすべてを解説しています。
これらのノウハウは、経理担当者として実際の現場業務で様々な方法を試行錯誤し、手間と効果を比較しながら本当に「使える」と判断したものを凝縮してまとめています。単なるテクニックの使い方だけではなく、これを経理の現場で最大限生かすためにはどのように使ったらよいのか、その戦略的本質に迫りながら解説しています。
経理高速化の要素はExcelだけではありませんが、重要要素のひとつであることは間違いありません。ここで解説している内容を理解し、経理高速化に情熱をもって取り組んでいただければ、必ずその効果に驚かれることをお約束いたします。
特に重要な記事には[重要]を付しておりますので、優先的にご覧ください。
1.経理業務を高速化・効率化する思考力を磨こう
Excelは経理高速化の道具。実現するのはヒトの創造力
書店で売っているExcelのノウハウ本を丁寧に読んでみても、経理を根本的に速くすることは不可能です。これは、経理パーソン向けに書かれた書籍もそう大差はありません。確かに本に載っているテクニックを使えば、特定の作業の時間は半分になるかもしれませんが、当社が狙う経理高速化とはその程度の速度ではありません。
重要なのは本に書いてあるテクニックではなく、それをどのような場面でどのように活用するかという❝戦略❞です。まずは以下の記事をご覧いただき、経理を高速化するための思考力を身に付けましょう。
Excelを最大活用して経理高速化を実現するための発想法[重要]
経理高速化を実現するためには、単にテクニックを覚えるだけでなく、それをどう使うかを適切に考え、応用していく必要があります。経理高速化の考え方、業務改善の着眼点、そして発想法が最重要なのです。まずはそこから解説していきましょう。[記事を読む]
経理高速化のPDCAにおいて月次決算が「C」であるワケ
経理高速化には、PDCAサイクルを回して成果を積み上げていくことが重要です。経理高速化のPDCAではいつ何を何のために行えばいいのか、そのノウハウと考え方をまとめました。[記事を読む]
2.効率的に使えるシート作りのポイントを知ろう
使いやすいシートがスピードを生む
Excelシートは毎回コピーして何度も何度も利用します。そのため、スピードを生むExcelシートを作りこむことが、経理高速化には欠かせません。
入力しやすく、わかりやすく、そしてミスしにくいExcelシートを意識して作りこんでいけば、経理は加速度的に速くなっていきます。
簡単!経理が加速するExcelシート作りの8つの鉄則[重要]
経理高速化に少しでも早く結果を出したいなら、まずはシートの作り方を見直しましょう。当社が実践する8つのルールを真似するだけで、誰でも簡単に、そして確実に経理を高速化できます。[記事を読む]
経理高速化とミス防止を同時達成するExcelの【ポカヨケ】設置法[重要]
ミスを防止することは経理高速化の足枷ではなく、むしろ有効な手段です。本稿では「ポカヨケ」と呼ばれる仕掛けをExcelシートに設置することで、チェックのスピードを大幅に加速する方法を解説します。[記事を読む]
3.集計作業はSUMIF関数に任せよう
手間なく繰り返し使えるかが最重要
経理の場合、集計は「ピボットテーブル」や「小計機能」ではなく、「SUMIF関数」をメインに使いましょう。何度も繰り返し使えるSUMIF(あるいはその上位関数である「SUMIFS」)であれば、毎月の集計作業は値貼付けと同時に終了します。
また、そんなSUMIF集計の力を最大限引き出す関連テクニックもご紹介します。これで毎月毎月ピボットテーブルを作り直す必要はなくなるでしょう。
経理を高速化するSUMIF関数の基本と5つの超便利機能[重要]
数字を扱う経理にとって、SUMIF関数は絶対に外せない最重要関数です。知っているだけで、集計において無類のパワーを発揮してくれるでしょう。あまり知られていない便利機能も含めて徹底解説します。[記事を読む]
経理を高速化する漏れや重複のない【リスト作成】のExcel技
SUMIF関数で一覧表を作成するには、検索条件となる漏れや重複のないリストを作成する必要があります。「重複の削除」機能を使うと、あっという間に完璧なリストを作ることができます。[記事を読む]
経理を高速化するExcelリストの漏れ・重複の探し方
既存のリストに漏れや重複が存在するものの、それが何の項目かわからないというときはこちら。COUNTIF関数とフィルター機能を使えば、あっという間に修正できてしまいます。[記事を読む]
経理の裏ワザ!Excelでシート名をセル参照する方法
SUMIF関数は便利ですが、シート名やセル番号をセル参照できれば、さらに集計の幅が広がります。ちょっと難しい応用テクニックですが、ぜひ覚えておきましょう。[記事を読む]
4.抽出関数で複数のデータを組み合わせよう
判断は機械に任せてしまおう
SUMIFやVLOOKUPといった関数を使うと、複数のデータ表を組み合わせて迅速な作業が可能になります。たとえば、得意先番号を入力するだけで、得意先名とその住所、売上金額まで自動で表示することも可能です。
簡単な判断を機械に任せてしまえば、考える時間とミスのリスクをゼロにすることも容易いことでしょう。
経理を高速化するSUMIF関数の基本と5つの超便利機能(再掲)
SUMIF関数は集計だけでなく、1つしかない数値を拾ってくる場面でも大活躍します。定期的に読み返して、その便利機能を思い出してください。[記事を読む]
経理の文書作成を高速化する【VLOOKUP関数】の使い方[重要]
SUMIF関数は大変便利ですが、あいにく文字列を抽出することはできません。
文字列抽出にはVLOOKUP関数を使ます。少しクセのある関数なので、しっかりと覚えましょう。[記事を読む]
経理の奥の手!Excel表からデータをクロス抽出する方法
表の縦と横に検索条件を置くことは、SUMIFやVLOOKUPではできません。INDEX関数とMATCH関数を組み合わせると、このような「クロス抽出」も可能になります。[記事を読む]
経理の裏ワザ!Excelでシート名をセル参照する方法(再掲)
SUMIFで学んだINDIRECT関数は、VLOOKUPやクロス抽出でも大活躍します。なかなか覚えづらい関数ですので、何度も読み返してマスターしてください。[記事を読む]
5.文字列操作の手法を覚えよう
Excelは文章作成も自動化できる
文字列は簡単な数式と関数の組合せで、自由自在に自動生成できます。文字列操作を覚えれば、摘要や宛名などもどんどん自動化できてしまいます。
文字列操作の名人になるコツは、「こういうことを実現する方法がある」ということを覚えること。経理の場面で頻度が高い7つの手法をご紹介します。
超便利!経理が文字列操作で覚えるべき7つのExcel技
文字列操作を覚えれば、自動化の幅は一気に広がります。経理ではこの7つの手法が頻発するので、ぜひ覚えておきましょう。[記事を読む]
おわりに
以上のとおり、経理が業務効率化のために必要なExcel活用の基本ノウハウのすべてを、5つのテーマに分けてご紹介しました。
大切なことは、これらのテクニックの表面だけを覚えておくことではありません。これらの武器を使って、どうすれば業務が効率化できるか、その方法を常に考えつづけることです。
経理高速化は、そのような地道なカイゼンの先にあります。今回ご紹介した方法を覚え、真剣に取り組みつづけることができれば、経理は必ず見違えるように高速化されます。ぜひ期待していてください。
上記ノウハウによるExcelシートの実例
当サイトでは上記のノウハウを用いて実際に作成したExcelシートを無料配布しています。
どのように活用しているかの実例としてご参考にしていただければと思います。