日経新聞の集計によると、3月決算で発表された決算短信のうち、日経が選んだ「主要企業」の3割が「配当方針」の記載を省略したそうです。
配当方針、3割が記載なし 決算短信の簡素化始まる(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16764910T20C17A5DTA000/[外部]
配当方針の記載は私も書いてましたが、「配当の方針」はあんまり意味がない記載だと感じていました。
「純資産配当率●%を目途に」とか書いても状況が変わればしれっと取り下げますのでね。むしろ具体的に書かずに「株主還元は重要な経営課題」と「安定配当を志向」だけ書いてる会社が大半じゃないでしょうか。
なので有報や招集通知には書いたとしても、決算短信に載せるような記載じゃないと思います。会社としては足元掬われないように余計なことは言いたくないと思いますし、投資家としても言質を取ったところで空手形になる可能性が高いですし。
ただ、今回の決算短信の記載簡素化って、決算の早期開示を促すためじゃなかったでしたっけ?配当方針を省略しても2時間も短縮できないとは思います。。