経理業務にもっとも便利な関数であるSUMIF関数の弱点は、検索条件リストに漏れがあった場合に、その検索条件での集計が丸々抜けてしまうことです。これは集計する項目を限定したいときには便利ですが、完全な集計表を作るときは抜けが生じないよう重々注意する必要があります。
SUMIFと漏れや重複のないリストの作成方法、そしてミスの有無の確認方法は、以下の記事をご参照ください。
▶経理を高速化するSUMIF関数の基本と5つの超便利機能
▶経理を高速化する漏れや重複のない【リスト作成】のExcel技
▶経理高速化とミス防止を同時達成するExcelの【ポカヨケ】設置法
さて、では今回は、集計結果の合計が元データと一致せず、「どこかに漏れや重複があるのはわかっているけど、具体的にどこにあるのかわからない」という状況で、どのように漏れ・重複を探せばよいかをご紹介します。
その方法としては、COUNTIF関数とフィルター機能の2つを使います。経理ではそれぞれ様々な場面で活躍する機能ですので、しっかりとマスターしましょう。