レベル3では、主に第5問で出題される決算整理を取り上げます。
「当期の収益・費用をあるべき金額に合わせる」という調整が多いので、これを意識して勉強していきましょう。
ざっとテキストを読んで全体像が理解出来たら、答えが頭でイメージできるか確認しましょう。ノートなどに答えを書く必要はありません。寝そべりながらでも構いませんので、一日一回転を目標に何度も繰り返し解きましょう。勉強の仕方は以下のリンクを参照してください。
また、答えが合っているか不安な場合は、必ず「問題を解く」をクリックしましょう。ヒントが表示されますので、なるべく答えを見ずに思い出すことを意識してください。
また、各ページのコメント欄から質問も受け付けています。
最初はかなり時間が掛かってしまうと思いますが、2回目、3回目と繰り返すうちに記憶が定着し、どんどんスピードアップしていきます。まずは我慢して最後まで頑張ってみてください!
目次
1.消耗品の問題
1-1.購入時費用処理の場合
消耗品費の計算問題
期中において消耗品300円を購入した。期末に在庫を確認したところ、100円分が残っていたため、適切に決算整理を行った。決算整理後の消耗品費の額は? なお、期首に在庫はなかった。
消耗品の購入の仕訳(費用処理)問題
文房具100円を購入し、代金は翌月支払うこととした。仕訳は? なお、消耗品は購入時に費用処理する記帳方法を採用している。
消耗品の決算整理仕訳(費用処理)
決算において、消耗品の期末未使用分は20円であった。仕訳は? なお、消耗品は購入時に費用処理する記帳方法を採用しており、消耗品費勘定の残高は100円であった。
1-2.購入時資産処理の場合
消耗品の計算問題
期中において消耗品200円を購入した。期中に使用したのはこのうち150円分であったため、適切に決算整理を行った。決算整理後の消耗品の額は? なお、期首に在庫はなかった。
消耗品の購入の仕訳(資産処理)問題
文房具100円を購入し、代金は翌月支払うこととした。仕訳は? なお、消耗品は購入時に資産処理する記帳方法を採用している。
消耗品の決算整理仕訳(資産処理)
決算において、消耗品の期末未使用分は20円であった。仕訳は? なお、消耗品は購入時に資産処理する記帳方法を採用しており、消耗品勘定の残高は100円であった。
2.貸し倒れ関連の問題
2-1.貸し倒れと債権回収
貸し倒れ(当期発生の債権)の仕訳問題
得意先が倒産したことにより、当期発生していた売掛金100円が貸し倒れた。仕訳は?
貸し倒れ処理した債権の回収の仕訳問題
前期に倒産し、貸倒処理していた得意先から、売掛金100円を現金で回収した。仕訳は?
2-2.貸倒引当金
貸倒引当金の設定の仕訳問題
決算にて、貸倒引当金30円を設定する。貸倒引当金の期末残高は10円であった。仕訳は?
貸し倒れ(前期以前発生の債権)の仕訳問題
得意先が倒産したことにより、前期に発生していた売掛金50円が貸し倒れた。なお、貸倒引当金の残高は30円であった。仕訳は?
貸倒引当金の取崩しの仕訳問題
決算にて、貸倒引当金30円を設定する。貸倒引当金の期末残高は40円であった。仕訳は?
貸倒引当金の設定額の計算問題
決算にて、売掛金の残高は800円、受取手形の残高は200円であった。これに対して2%の貸し倒れを見積もる。貸倒引当金の設定額は?
3.固定資産の問題
3-1.固定資産の購入
固定資産の購入の仕訳問題
備品を900円で購入し、代金は小切手を振り出して支払った。なお、購入時の設置費用20円は別の業者に現金で支払った。仕訳は?
3-2.減価償却費の計算
減価償却費(1年分)の計算問題
当期首に備品(取得原価1,000円、残存価額は取得原価の10%、耐用年数10年)を購入して使っている。定額法による当期の減価償却費は?
減価償却費(期中取得)の計算
当期の3月1日に取得した車両運搬具(取得原価1,200円、残存価額ゼロ、耐用年数10年)の、定額法による当期の減価償却費は? なお、決算日は12月31日であり、月割りで計算すること。
減価償却費(期中売却)の計算問題
車両運搬具(取得原価1,200円、残存価額ゼロ、耐用年数10年、定額法で償却)を5月31日に売却した。当期計上すべき減価償却費は? なお、決算日は12月31日であり、月割りで計算すること。
減価償却累計額の計算問題
平成27年12月1日に取得した備品(取得原価1,200円、残存価額ゼロ、耐用年数10年、定額法により償却、間接法により記帳)の平成30年1月1日時点の減価償却累計額は? なお、決算日は12月31日とする。
3-3.減価償却費の仕訳
減価償却費の仕訳問題(直接法)
建物につき、当期の減価償却費100円を計上する。直接法の仕訳は?
減価償却費の仕訳問題(間接法)
建物につき、当期の減価償却費100円を計上する。間接法の仕訳は?
固定資産の売却
固定資産の売却の仕訳問題(直接法)
備品(取得原価500円、前期までの減価償却費200円、直接法で記帳)を100円で売却し、代金は来月受け取ることとした。なお、当期の売却時点までの減価償却費は100円である。仕訳は?
固定資産の売却の仕訳問題(間接法)
備品(取得原価500円、前期までの減価償却費200円、間接法で記帳)を100円で売却し、代金は来月受け取ることとした。なお、当期の売却時点までの減価償却費は100円である。仕訳は?
4.売上原価の問題
4-1.売上原価の計算
売上原価の計算問題(1)
期首商品棚卸高が100円、当期商品仕入高が800円、期末商品棚卸高が200円のとき、当期の売上原価はいくら?
売上原価の計算問題(2)
期末日に商品在庫を確認したところ、売価200円、仕入れ値100円であった。決算整理前の帳簿残高は、仕入勘定が700円、繰越商品勘定が200円である。当期の売上原価はいくら?
4-2.売上原価の仕訳
売上原価の決算整理仕訳問題(仕入勘定)
期首商品棚卸高は100円、当期商品仕入高は900円、期末商品棚卸高は200円であった。仕入勘定を使って売上原価を算定するための決算整理仕訳は?
売上原価の決算整理仕訳問題(売上原価勘定)
期首商品棚卸高は100円、当期商品仕入高は900円、期末商品棚卸高は200円であった。売上原価勘定を使って売上原価を算定するための決算整理仕訳は?
5.経過勘定の問題
5-1.費用の繰延べ
費用の繰延べの仕訳問題
当期に支払い、費用計上されている保険料100円のうち、20円分は来期分である。決算整理仕訳は?
費用の繰延べの仕訳問題(期首)
前期に支払った保険料のうち、20円分を当期に繰り延べていた。期首の仕訳は?
5-2.収益の繰延べ
収益の繰延べの仕訳問題
当期に受取り、収益計上されている地代100円のうち、当期分は30円であり、残りは来期分である。決算整理仕訳は?
収益の繰延べの仕訳問題(期首)
前期に受け取った地代のうち、前期分は30円であり、残りは当期分であったため、適切に決算整理を行っている。当期首の仕訳は?
5-3.費用の見越し
費用の見越しの仕訳問題
来期支払う予定の利息60円のうち、10円は当期にかかるものであるため、見越計上する。決算整理仕訳は?
費用の見越しの仕訳問題(期首)
当期中に支払う予定の利息60円のうち、10円は前期の期間にかかるものであるため、適切に決算整理を行っている。当期首の仕訳は?
5-4.収益の見越し
収益の見越しの仕訳問題
来期受け取る予定の利息120円のうち、20円分は当期の期間によるものであるため、見越計上する。決算整理仕訳は?
収益の見越しの仕訳問題(期首)
当期中に受け取る予定の利息120円のうち、20円は前期の期間にかかるものであるため、適切に決算整理を行っている。当期首の仕訳は?
5-5.繰延額・見越額の計算
繰延額の計算問題
平成29年8月31日に、平成29年9月1日~平成30年8月31日分の家賃1,200円を支払い、支払家賃に計上している。平成29年12月31日の決算において、次期分を月割で繰り延べる。繰り延べる金額はいくらか?
見越額の計算問題
平成30年4月31日に、平成29年10月1日~平成30年3月31日分の家賃600円を受け取る予定である。平成29年12月31日の決算において、当期分を月割で見越計上する。その金額はいくらか?
6.勘定残高の整理
6-1.現金過不足の整理
現金過不足(借方)が未解消の仕訳問題
期中に記帳した現金過不足(借方)の10円は、決算においてもその理由が判明しなかった。仕訳は?
現金過不足(貸方)が未解消の仕訳問題
期中に記帳した現金過不足(貸方)の10円は、決算においてもその理由が判明しなかった。仕訳は?
6-2.引出金の整理
引出金の決算整理仕訳問題
引出金勘定の期末残高は100円であった。決算整理仕訳は?
お疲れさまでした!
レベル3の問題は以上です。お疲れさまでした。
簿記3級の仕訳力はレベル1~3をしっかりマスターすればおしまいです!
繰り返し繰り返し思い出して合格の基盤を固めましょう!!