【簿記3級レベル3】収益の繰延べの仕訳

簿記3級レベル別問題
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問題(Level 3)

当期に受取り、収益計上されている地代100円のうち、当期分は30円であり、残りは来期分である。決算整理仕訳は?

考え方のヒント

  • 来期分の収益は当期の収益から外す必要があります
  • 収益の対象期間の前に代金を受け取っていると、今後はお金を受け取らずにサービスを提供する義務があるということになります
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解答

仕訳は以下のとおりです。

前受収益の計上

前受収益は「前受地代」などの個別の科目が指定されることがあります。問題文や選択肢をよく確認しましょう。

解答のポイント

  • 対象期間前に受け取った収益なので「前受収益」という科目になります
  • 受取地代を借方に記載して、収益の金額をマイナスさせます
  • 前受収益は負債ですので、計上時は貸方に記載します

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コメント

  1. より:

    仕訳、逆ではないでしょうか?
    受取地代70/前受収益70
    受取地代の費用を減少させるので借方に受取地代が来ると思います。
    次の問題で次期の期首の仕分けがありますが、そこと回答が同じになってます。次期期首は逆仕訳になるはずですよね?

    • 経理救援隊 より:

      ぴ様

      お世話になっております。
      おっしゃるとおり、翌期の仕訳と取り違えて掲載してしまったようです。
      大変失礼いたしました。
      また、ご指摘いただき誠にありがとうございます。